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2009年08月21日

JA住宅ローンとくとくプラン

JA住宅ローンとくとくプランを全国展開

JAバンクの住宅ローンを利用するには、JAの組合員なることが必要ですが、も一つ重要なのが、JAバンクが各都道府県単位で組織されており、それらの住宅ローンの金利や融資条件等に若干の違いがあることです。

全国の「JAバンク」に共通する基本的な内容は、住宅や宅地の購入資金のための借り入れで、融資額は、10万円~5000万円。返済期間は、1~35年以内、返済方法は、元利均等又は元金均等返済、金利も固定金利型(当初設定した金利が返済全期間を通じて変化しないが、通常変動金利に比べやや高く金利が設定されている)、変動金利型(通常年2回の金利見直しを行い、その金利を5年後の支払いに反映させる金利形式)、固定金利変動型(ある一定期間金利が固定されその期間終了後に変動金利へ移行する金利形式)で、他の金融機関の住宅ローンと大差ありませんが、利用者の年収条件が、税込み年収150万円以上とかなり低く設定されており、他の金融機関と比べ年収条件に関する住宅ローン借り入れの敷居は、かなり低いと言えます。

JAバンクの住宅ローンは、先述の通り各地域間で異なり、金利キャンペーンもその利率やキャンペーン期間も異なっています。最近JAバンクでも住宅ローンに力を入れ、住宅ローンとくとくプランと呼ばれる金利優遇キャンペーンを実施していますが、その内容は、様々なので一般の方がJA バンクの住宅ローンを検討する場合は、特に最寄りのJAバンクに相談することが必要です。

JAバンクの住宅ローン

JAバンクの住宅ローンにはどんなものがあるか

JAバンクの住宅ローンの代表的なものに、通常JA住宅ローン、所要資金全額が借り入れ可能な「100% 応援型住宅ローン」、また、こちらも所要資金100まで借入れ可能な「借り換え応援型住宅ローン」、JAの扱う住宅金融支援機構融資と併用する人を対象とした「併用無担保型住宅ローン」等があります。

「100%応援型住宅ローン」は、利用者の手元資金不足に対応する住宅ローンサービスであり、住宅の新築 、購入のほか増改築や改装、補修に際する資金融資を提供しています。住宅購入時には、建売物件やマンションの場合、自分のライフスタイルに応じて改装したいとの希望や諸経費の問題があると思います。そこでこのような利用者の資金需要に応え、設定した担保価格の範囲内までやその範囲を拡大して融資するのがこのローンの特徴です。

また、「借り換え応援型住宅ローン」は、他の金融機関から借入れ返済中の住宅ローンを借り換えるサービスですが、このローンの特徴は、借り換えと合わせて増改築や改装、補修をしようとする場合にも所定の範囲内で費用の調達が可能となることです。
可能な借入資金は、担保評価額に対して何種類かあり、各地域を管轄するJAで条件が異なるので、興味のある方は、最寄りのJAやJAバンクに問い合わせてみることをお勧めします。

JA住宅ローン

JA住宅ローンは、組合加入で誰でも利用出来ます

JA住宅ローンローンを提供する「JA」とは、農業協同組合の英語名称の頭文字をとったももで、「農業組合法」を根拠に相互扶助の精神を基本理念とし事業や活動を行う組織です。
主な事業には、組合員の農業経営改善等や農産物の販売・生産資材の供給 、更に生命共済・自動車共済、そして貯金やローン等の金融サービスの提供があります。JAグループは、かつて全国に3000以上の組織を抱えていましたが、合併により2006年現在では、872の団体となっています。
また、よく耳にするJAバンクとは、JAバンク会員である「JA」、信用農業組合連合会(信連)農林中央金庫(農林中金)からなるグループの総称で全国各地で貯金・証券融資等の信用事業を展開する民間金融機関です。

以上のようにJAは、元々農業関係者のための組織・金融機関とし機能していますが、農業関係者以外の者もJAバンクの住宅ローンを利用することは可能です。住宅ローン借り入れを含めJAとの取引をこれから行おうとするには、組合員加入のための出資金が必要ですが、その他の利用条件は他の金融機関と大差なく、全体的に割と低いと考えられる金利で住宅ローンを利用できるメリットがあります。

これら金利や融資条件、組合加入条件等は、各JAで多少差異があるので、最寄りのJA等に相談するか、今盛んに開催されている住宅ローン説明会に参加され事をお勧めします。